デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂
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デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂
まえがき注4
高度に発達したコンピュータは、社会に偏在する段階(ユビキタス)を経て、自然と融合した新しい生態系として地球上を覆い尽くすことになるだろう。本書ではこのヴィジョンを〈計数的な自然〉または〈計算機的な自然〉あるいは〈デジタルネイチャー〉と呼ぶ。
具体例: 霧の中を走る車において、道の先を視覚によって知ることはできない。カーナビを頼る。このカーナビ上の地図が〈計数的な自然〉
五感の被覆
例えば2021年現在、スマートフォンを使うときは視界の一部がデジタルだが、HMDをかぶると視界のすべてがデジタルになる。これが視覚の被覆
同様に五感すべてをデジタルで被覆した場合、人間が知覚する世界は、今の物理的な世界ではなく、別のものになる
その状態を「人類が〈デジタルの自然〉へと至る」と表現している
コンピューテーショナルな相転移
モノの実在性
幽体
生態系を為す計算機
汎神化した計算機
華厳経 華厳
世界の認識のあり方(法界)を四段階に分ける。
一般的な人間の世界である「事法界」
その背後にある原理(空)を捉えた「理法界」
原理と事象が自在に結びつく「理事無礙法界」
事象と事象の直接的な関係からなる「事事無礙法界」
end to end
胡蝶の夢